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CREATININE / eGFR

クレアチニンが高い・eGFRが低いと指摘された方へ

数値そのものが腎臓を悪くするのではありません。その結果が何を示しているのか、一時的な変化か、進行性の腎機能低下かを確認します。

eGFR
気になることからこのページへ来た方へWHY THIS PAGE

高血圧や糖尿病があり、腎臓が心配な方へ

高血圧や糖尿病は、長い時間をかけて腎臓の細い血管や糸球体へ負担をかけ、腎機能低下やたんぱく尿につながることがあります。症状がなくても進んでいる場合があります。 腎臓の働きを示すクレアチニン・eGFRと、腎臓の傷みを示す尿検査を一緒に確認するため、このページをご案内しています。

01
ABOUT

クレアチニンとeGFR

クレアチニン

クレアチニンは筋肉から生じる老廃物で、通常は腎臓でろ過され、尿として体外へ排泄されます。腎臓のろ過する力が低下すると、本来は尿へ捨てるクレアチニンが血液中に残りやすくなり、血液検査の値が高くなります。

そのためクレアチニンの上昇は、腎機能が低下している可能性を考える手がかりになります。ただし、筋肉量、脱水、食事、薬剤などの影響も受けるため、数値だけで判断しません。

クレアチニンとeGFRは、どちらも腎臓の働きをみる血液検査です

クレアチニンは、腎臓から老廃物をどの程度排泄できているかを間接的に反映する検査値です。eGFRは、そのクレアチニン値などをもとに、腎臓のろ過する力を分かりやすく表した推算値です。

腎臓のろ過する力が低下本来捨てる老廃物を排泄しにくくなる
クレアチニンは高く
eGFRは低くなる
どちらも結果・指標であり、それ自体が腎臓を傷めるわけではありません

どちらも単独で病気を確定するものではありません。過去からの推移、たんぱく尿・血尿、血圧、糖尿病、脱水、体格、服薬状況などを合わせて判断します。

02
MEANING

クレアチニンが高い・eGFRが低いという結果は、何を意味するのか

クレアチニン上昇やeGFR低下は、それ自体が腎臓を傷める原因ではなく、腎臓のろ過する力が低下している可能性を知らせる検査結果です。大切なのは、本当に腎機能低下があるのか、一時的な変化か、過去から低下が続いているか、治療可能な原因がないかを確認することです。

03
HOW TO READ eGFR

eGFRの値の見方

eGFRを腎臓の点数のように示し、60、45、30、15の目安を説明する図
eGFRは腎機能を理解するための目安です。一度低かっただけで慢性腎臓病と決まるわけではなく、過去からの推移、たんぱく尿・血尿、年齢、体格、脱水、服薬状況などを合わせて判断します。また、eGFRが60以上でも、たんぱく尿などがあれば腎臓病を否定できません。
04
TREND

一度の数値ではなく、推移を見ます

過去のクレアチニン・eGFRとの比較
低下速度
脱水、筋肉量、薬剤の影響
たんぱく尿・血尿の有無
血圧・糖尿病の状態
05
WHY IT MATTERS

腎機能低下が続くと、なぜ問題なのか

問題なのは数値そのものではなく、数値が示す腎機能低下が進行することです。老廃物や水分・塩分を排泄しにくくなり、むくみ、高血圧、電解質異常、貧血、骨・ミネラル異常などが起こり、進行すると透析や腎移植などが必要になる場合があります。

06
URINE TEST

尿検査も一緒に確認します

eGFRは腎臓の「働き」を、たんぱく尿は腎臓の「傷み」をみる手がかりです。血液検査だけでは腎臓の状態を十分に判断できません。

07
MESSAGE

腎臓診療の現場に携わる立場から

医師がやさしく説明しているイラスト

クレアチニンが高い、eGFRが低いという結果を見て、「すぐに透析になるのではないか」と不安になる方は少なくありません。クレアチニンやeGFRは、それ自体が腎臓を悪くするものではなく、現在の腎臓がどの程度血液をろ過できているかを知るための手がかりです。

腎臓のろ過する力が低下すると、本来は尿へ排泄されるクレアチニンが血液中に残りやすくなり、クレアチニン値は高くなります。eGFRは、そのクレアチニン値などから、腎臓のろ過機能を分かりやすく推定した数値です。

ただし、腎臓診療で重視するのは一回の数値だけではありません。過去と比べて低下しているのか、短期間で急に変化したのか、たんぱく尿を伴っているのか、脱水や薬剤の影響はないかを確認します。現在のeGFRが同じでも、何年も安定している方と、急速に低下している方では意味が異なります。

当院では、過去の検査結果、尿検査、血圧、糖尿病、服薬内容などを含めて評価し、治療可能な原因がないかを調べます。大切なのは数値だけを怖がることではなく、その背景と推移を正しく理解し、今後の低下を抑えるために何ができるかを考えることです。

08
VISIT

健診結果や過去の検査結果をお持ちください

受診時に役立つもの

健診結果・過去の血液検査と尿検査
お薬手帳
家庭血圧や体重の記録
ご家族の腎臓病について分かる情報