尿の泡立ちが気になる方へ
尿にたんぱく質が多く含まれていると、泡立ちが目立つことがあります。ただし、尿の勢い・濃さ・便器の状態でも泡立つため、見た目だけでは判断できません。 たんぱく尿の可能性を尿検査で確かめるため、このページをご案内しています。
たんぱく尿は一種類ではありません。「あるかどうか」だけでなく、何のたんぱく質が、どの程度出ているかを調べることで、病変の場所や原因を推定できることがあります。
尿にたんぱく質が多く含まれていると、泡立ちが目立つことがあります。ただし、尿の勢い・濃さ・便器の状態でも泡立つため、見た目だけでは判断できません。 たんぱく尿の可能性を尿検査で確かめるため、このページをご案内しています。
多量のアルブミンが尿へ失われたり、腎臓から水分や塩分を十分に排泄できなかったりすると、まぶたや足のむくみ、短期間の体重増加が起こることがあります。 たんぱく尿と腎機能の両方を確認する必要があるため、このページをご案内しています。
正常な腎臓では、身体に必要なたんぱく質を血液中に保ちながら老廃物を尿へ排泄します。糸球体のフィルターが傷む、尿細管での再吸収がうまくいかない、血液中に異常なたんぱく質が大量に増えるなど、さまざまな仕組みでたんぱく尿が生じます。

「どんなたんぱく尿か」を見ることで、腎臓のどこに問題があるのか、あるいは腎臓以外の病気が背景にないかを推定できる場合があります。
アルブミンが主体のたんぱく尿です。血液をろ過する糸球体のフィルターが傷み、アルブミンが尿へ漏れている可能性を考えます。
低分子たんぱく質などが主体です。本来は尿細管で再吸収されるたんぱく質を十分に回収できなくなっている可能性があります。
血液中で特定のたんぱく質が大量に増え、腎臓の処理能力を超えて尿へあふれ出す状態です。多発性骨髄腫などの血液疾患が見つかる手がかりになることがあります。
腎臓は一つの臓器ですが、糸球体、尿細管、間質など異なる役割を持つ領域があります。尿中たんぱく質の種類や割合を分析することで、主な病変部位を推定し、必要な追加検査へ進みます。ただし、尿蛋白だけで病名を確定するのではなく、尿沈渣、血液検査、腎機能、画像検査、全身所見を組み合わせます。
たんぱく尿の原因は、腎臓そのものの病気だけとは限りません。尿へ漏れているたんぱく質の種類を詳しく調べることで、膠原病や多発性骨髄腫などの血液疾患、ときにがんを含む全身の病気を見つける手がかりになることがあります。
一般的な尿試験紙は主にアルブミンを検出します。そのため、尿細管性たんぱく尿や免疫グロブリン軽鎖によるオーバーフロー蛋白尿では、定性検査が陰性または軽度陽性でも、定量すると多量のたんぱく質が確認されることがあります。尿蛋白定量と尿アルブミン量の食い違いは、アルブミン以外のたんぱく質を疑う重要な手がかりです。
発熱、激しい運動、脱水、強いストレスなどで一時的に陽性となることがあります。
持続するたんぱく尿は、糸球体や尿細管などに病変がある可能性を示します。
特に糸球体性たんぱく尿では、漏れたたんぱく質が尿細管へ負担をかけ、炎症や線維化に関係することがあります。
陽性・陰性だけでなく、どの程度の量が持続しているかを確認します。
大量のアルブミンが失われると低アルブミン血症となり、まぶたや足のむくみ、短期間の体重増加が起こることがあります。
たんぱく尿で泡立ちが目立つことはありますが、尿の勢い、濃さ、便器の状態でも泡立ちます。泡の見た目だけでは判断できず、泡立たなくてもたんぱく尿が出ている場合があります。
たんぱく尿は腎臓のフィルターや尿細管の異常を考える手がかりです。一方、eGFRは腎臓が血液をろ過する働きの目安です。尿検査と血液検査を一緒に見ることで、腎臓の状態をより正確に評価できます。
尿検査と血液検査で、たんぱく尿の量・種類・背景を確認します。さらに、腎臓の大きさや形、左右差、嚢胞、尿路の閉塞などを確認する腎形態の評価も非常に重要です。画像検査が必要な場合は、近隣の連携医療機関へ手配します。
起床後最初の尿を調べます。運動や立っている時間の影響を受けにくく、持続するたんぱく尿か、一時的・起立性のたんぱく尿かを判断する手がかりになります。
尿へ漏れているたんぱく質の量を数値で測定します。試験紙の「+」「-」だけでは分からない量を、尿蛋白/クレアチニン比などで評価します。
尿へ漏れているたんぱく質が何者なのかを評価します。アルブミン、低分子たんぱく質、異常免疫グロブリンなどを調べ、病変の中心を考える手がかりにします。
尿の中に赤血球、白血球、円柱など、腎炎や尿路の異常を示す手がかりがないかを顕微鏡で確認します。
腎臓のろ過する力を改めて確認し、過去の結果と比べて変化していないかを評価します。
血清アルブミン、血算、補体、免疫グロブリンなどを確認し、たんぱく尿の背景にある病態を調べます。
必要に応じて、腎炎と関連する各種自己抗体や感染症を調べ、免疫性・炎症性の腎疾患が隠れていないかを確認します。
腎臓の大きさ・形・左右差、嚢胞、腎盂の拡張などを、身体への負担が少ない超音波で確認します。
超音波だけでは分かりにくい腎臓や尿路の形態、結石、閉塞、腫瘤性病変などを、より詳しく確認します。